12年前に父が亡くなった時にお願いした葬儀社は地元では有名な会社でした。葬儀というのはこういうものなんだなぁと思っておりました。会葬者も500人くらい参列していただき、来ていただいた方への挨拶や気配りでただただ疲れたことを覚えておりました。
この度の母の葬儀では、友人も高齢だったり亡くなっていたりということで思い切って自宅での葬儀を選びました。スタッフの方の話を聞いて、照れくささはありましたが、私と妹は母を挟んで川の字になって一晩寝ました。色々なことを考えたり、妹と話したり、、、妹とは若干のわだかまりがありましたが、あの夜母を挟んで話をしたことにより、少し溝が埋まった気がします。これも、母のおかげだと思っております。家族みんなでアルバムを見返したり、思い出話をしたかけがえのない時間を過ごすことができました。この時間がずっと続いてほしいとさえ思いました。勇気を出して、自分の判断を信じたことを誇りに思っております。母が自宅にいた5日間、すべてが忘れることのできない貴重な時間ですばらしい思い出にもなりました。風呂上がりにビールを飲みながら母と話かけたり、朝起きてすぐに顔に触れたりできたのは自宅だったからこそ。
この貴重な時間のために陰ながら尽力してくださった担当者様には、心から感謝しております。これだけ人のために一生懸命になれるあなたはすごいと思いました。私にはできませんが、本当にすばらしいお仕事ですね。今後とも、たくさんの方々の支えになってあげてください。