葬儀ってプライベートなものでしょ?というご意見。
足立区で自宅葬をされたご家族から、こんなご意見をいただきました。
ご意見を頂きましたのは、故人の奥様でした。
一人娘のお嬢様とお二人でご主人を送り出したいということで、ご自宅での葬儀をご希望されました。
お嬢様は、小学生。ご主人は働きざかりでお仲間も多かったそうです。
ご葬儀に、会葬に来たいという方もたくさんいらっしゃいました。
しかし、奥様は仕事が忙しくなかなか家族三人の時間が過ごせなかったので、葬儀は娘様と三人で過ごすお時間を優先したいという判断でした。
親戚の方々やご両親からは、賛否両論。色々なご意見を言われたそうです。
最終的には、故人様が荼毘にふされるまでの時間は、ご自宅で過ごしその中でお顔を見に来て頂ける方は、お時間を決めて来て頂く事になりました。
会社関係やご友人の方は50名様ほどお越しいただきました。
なるべく3~5名までにグループ分けをしていただき、奥様と
お時間の調整をして会葬に来て頂きました。
午前中と午後に分けてさらにお時間を分けていたので3日間で
一般会葬の方のほとんどがお線香をあげに来て下さいました。
夕方から夜にかけては、ご両親も顔を見せてくださりましたが、お嬢様とゲームをしたり、大好きなDVDを見て三人でゆっくり過ごす時間がもてたそうです。
ご葬儀が終わり、葬儀後のサポートでご訪問させていただいた時に奥様にこんなことを言われました。
今回、家で葬儀をやることに対して親戚の方や、仕事関係の方に批判的な意見を言われたました。
若いんだから、式場で皆を呼ばなきゃかわいそう。とか、予約制みたいで来てもらう人に悪い。など。
『葬儀ってプライベートなものじゃないんですか?』
主人のことを誰よりも想って一緒になった私や、主人が何よりも大切にしていた娘が我慢して最期の一緒の時間を削ってまで、多くの方に来てもらわなくてはいけないものなんですか?
本当に、奥様の仰る通りだと思います。
今、コロナ禍で葬儀の規模は縮小化しております。しかしそれによって葬儀の本質的な部分も見えてきたような気がします。
本来、式場などで葬儀を行えば300名以上の会葬者が集まると
ご両親も奥様も仰っておりました。
中学・高校からのご友人のなかには、生きているうちに顔を見に行けたから家で家族の時間を大切にして、と言って下さった方もいらっしゃったそうです。
我々スタッフは、お許しいただければご意見を言わせていただくこともございますが、基本的には喪主様の望むようにお手伝いをさせていただきます。
どれが正解かは、わかりませんが奥様は、文句を言われたけど
自宅から送り出して良かったと仰っておりました。
300名もの方が来られれば、その対応でいっぱいいっぱいに
なってしまったと思うし、家族とご主人の時間が削られると
考えたらきっと嫌な態度をだしてしまったと思う。
とのことでした。
非常に難しい問題だと思いますが、喪主様やお嬢様にとって
葬儀というものが後悔の少ないもので合って欲しいと思います。
今回も最後までお読みいただきまして本当にありがとうございます。
このご縁に心から“感謝”です。