足立区で家族葬をご自宅で行いました
足立区で家族葬をご希望される方からご連絡をいただきました。
故人様の奥様よりご連絡をいただきました。
朝方のお電話でしたので、ご家族の皆様はお身体的にもお辛い状況だったと思います。
お約束のお時間よりも少し早めに病院に到着し、ご連絡をお待ちしておりました。少しお待ちしておりましたが、もしかするとこちらからの連絡をお待ちになっているかも知れないと思い、1度ご連絡させていただきました。
しかし、電話は通じませんでした。
そして、約1時間30分ほど経ってから奥様からご連絡が入りました。
病室に、白衣を着た見たことのない先生が来て、葬儀について
色々聞いてきたそうで、これだけの金額で葬儀できますけどいかがですか?とか、ご自宅までお運びしますのでそこでお話しましょうか?
などといってしつこかったそうで、だいぶ時間がかかってしまったそうです。
奥様は、何がなんだかわからずに困惑されたそうです。
お医者さんのようでもあるし、葬儀のことも色々言ってくるし
どうしたらよいかわからなかったそうです。
結局のところ、病室にきたという白衣の見たことがない方は
葬儀社の社員なんです。大きな病院などでは、指定の葬儀社が
入っていて病室から霊安室までの搬送をしているところが多いのです。
この移動中などに話をして、何も決まっていないご家族などは
その葬儀社に依頼してしまうことも多いのです。
大切な方が亡くなられた状況で、冷静な判断ができないまま
葬儀を依頼してしまうのは、とても危険なことです。
もちろん、院内に入っている葬儀社が良い葬儀社である可能性もあります。しかし、病院に入っていればどなたかが亡くなる度に葬儀に結びつく可能性はでてきます。ですから、1つ1つのご葬儀に力を入れなくても依頼はやってきます。
高かったとか、ひどい葬儀だったということがあっても次に
声をかけられるご家族に伝わる可能性は低いと思います。
霊安室や病室といった閉鎖的な環境で、大切な方を亡くされた
お辛い状況下で焦って葬儀社を決めるのではなく、やはり事前に色々と吟味をしていただくことをお薦めいたします。
葬儀について事前に考えることは、縁起でもないと思われる方も多いかと思います。また、闘病中のご本人に対して失礼と思われる方もいらっしゃるかと思います。
ですが、葬儀という大切なセレモニーで後悔する事の方が辛い
ことになるのではないでしょうか?
人間は必ず亡くなります。誰でもです。
事前に葬儀について考えることは、とても大切なことですので
ちょっとしたことからでも良いので、調べたり考えたりしてみて下さい。
精神的にも、身体的にも辛い状況で色々と話をさせられたことに奥様も本当にお怒りでした。
『葬儀社は決まっておりますので!』
とはっきりと言えば良かったと仰っておりました。
実際に何も決まっていない状況ですと、できるだけ早く葬儀社を決めて欲しいとか、とりあえず搬送だけでもといった言葉を聞くと焦ってしまう方がほとんどだと思います。
そうした状況にだけはならないようにしていただきたいと思い、今回はブログを書かせていただきました。
今回も最後までお読みいただきまして本当にありがとうございます。
このご縁に心から“感謝”です。