自宅での葬儀(自宅葬)について
前回の足立区 綾瀬での家族葬は自宅で執り行わせていただきました。
故人様が日頃過ごされていたお部屋は、6畳のお部屋が二部屋続いているお部屋でした。もちろん、お部屋には箪笥やテレビなどがあり、実際に使用できる広さは8畳くらいでした。
いつも、布団を敷いてお休みになっていた場所にご安置をさせていただきました。いつもと違うのは枕の向きだけ。
このお部屋は2階にありまして、お棺を立てたり横にしたりして運べば、お部屋までお持ちすることはできますが、御出棺の時には故人様がお棺の中にいらっしゃいますので、そうはできません。
そこで、1階にある和室の小部屋がありましたので、そこで御納棺やお花入れをさせていただくということで、ご理解を得ることができました。
ご家族の皆様は、
『1階に移動して納棺とかって、燈さんが大変じゃないですか?』
とお気遣い下さいましたが、我々が大変かどうか?は本当に頭から外してくださいとお伝えしました。
“住み慣れた家、お部屋から送り出す事”
それが、最大の目的です。
お母様がお好きだったお部屋には、たくさんのお花とたくさんのお写真が飾られました。
そして、いつも見ていたテレビには、弊社の手作りスライドショーがエンドレスで流れております。
そして、お母様の耳元ではお孫様たちがプレイリストを作ってくださり、江利チエミさんや美空ひばりさんなどの懐かしい曲が流れておりました。
お通夜は特に儀式は行いませんでしたが、ご家族皆様で集まってのお食事をされました。
お母様がお好きだった、“ブリの照り焼き”
“お味噌汁”そして“白米”は娘様の手作り。
そして、足りない部分はオードブルをご注文されておりました。
ご葬儀には、東京自宅葬儀社 燈とご縁の深いお寺様をご紹介させていただき、ご家族皆様で一生懸命、お務めをしていただきました。
火葬場は四ツ木斎場。
1階での御納棺とお花入れが済みますと、故人様を霊柩車へとお乗せして御出棺となります。
その時には、お暑い中、ご近所の皆様がお見送りに顔を出して下さいました。
『ありがとねぇ!お父さんと仲良くねぇ』
皆様からのあたたかいお言葉をいただきながらの御出棺でした。
葬儀後にご家族から掛けていただきましたお言葉の中には、本当に嬉しいものがたくさんありました。
“お父さんの時からやり直して、燈さんにお願いしたい”
というお言葉・・・身に余る有り難いお言葉でした。
そして、いつもの母の部屋が、母の部屋であり
想い出の詰まった別世界のようで不思議な感覚でした。
普段、この部屋で皆で食事をしたことなどないのに、自然とこの部屋で家族で食事をしました・・・
というご報告をいただきました。
人それぞれの人生があり、それぞれのご家族やものがたりがあるかと思います。それを通り一遍の送り方にしてしまうことには、違和感を感じます。
その最も適した場所が“ご自宅”ではないでしょうか?
困難なこともあるかと思いますが、まずは1度
ご自宅で葬儀をするためにはどうしたら良いか?
という視点でお考え頂ければと思います。
今回も最後までお読みいただきまして、本当にありがとうございます。
このご縁に心から“感謝”です。