足立区の保木間で家族葬のお手伝いをさせていただきました。
足立区保木間で家族葬のお手伝いをさせて頂きました。
“東京自宅葬儀社 燈”という名前が気に入った!
というお電話をいただきました。
自宅で葬儀しかやらないのか?というご質問も頂きました。
私が、
『いいえ、自宅以外でももちろんご葬儀のお手伝いをさせて
頂きますよ。でも、自宅でのご葬儀を推奨しております。』
とお伝えすると、
『そうなのか。良かった。まだ迷ってるんだ』
とのことでした。
このお父様が迷っていた理由は、
家の中でやるか?外でやるか?ということでした。
広い庭のご自宅なので、庭で葬儀をやりたいというお気持ちが
あったそうなんです。
なぜなら、奥様は星空が大好きだったからだそうです。
奥様のお身体の調子が悪くなる前に、お二人で
沖縄の小浜島へ旅行にいかれたそうなんです。
その時の夜中に浜辺で見た、満点の星空を見て
奥様は、
『きれい・・・』
と言って涙を流されたそうです。
その時の、奥様の横顔は忘れることができない最高のお顔で
本当にきれいだったんだと自慢げに話して下さいました。
あのときの星空をここから見ることはできないけど、
見えないだけで本当は、そこに星はあるんだよな!
だから、外でやりたいんだと力強く私に伝えてくれました。
そうなれば、全力でサポートするのが
東京自宅葬儀社 燈です!
そして、お通夜の晩は雲1つない空。
お子様ご家族とお父様の5人でお庭でのお時間。
ホットプレートを出して、お肉や野菜を焼きながら
ビールやジュースを召し上がっていらっしゃいました。
もしも、夜中に突然雨が降ったりしても困るので
ご家族と話し合わせていただき、寝るときはお部屋にご移動
ということになっておりましたので、私どもはそれまで近くで
待機しておりました。
お父様から、私に電話が入りご移動の時を迎えました。
その時に、家中の電気を消して空を見上げると
いくつかの星が見えました。
『かあさんには、もっと見えてるんだろうなぁ。
また一緒にいこうなぁ。』
と言って優しくお柩をポンポンと叩いて、私たちに
『宜しくお願いします』
というとお部屋に入って行かれました。
初めて経験する、お庭でのお通夜。
感慨深いものでした。
納骨が終わった後、お父様は奥様のお写真と一緒に
小浜島へ行かれたそうです。
『泣き納めしてきたよ。一生分の涙を流したっていうくらい
泣いちゃったよ』
と照れくさそうに話して下さいました。
今回も最後までお読みいただきまして本当にありがとうございます。
このご縁に心から“感謝”です。