足立区東和での家族葬は石原裕次郎さんの曲に包まれて
足立区東和で家族葬のお手伝いをさせていただきました。
ご自宅はマンションでした。
ご逝去されたのは、お母様でした。
モダンな方で、カラオケが大好きだったという故人様。
ご自宅では、眠りに就くときには必ず
“石原裕次郎”さんの音楽をかけていらっしゃったそうです。
ご家族皆様で看護をしていこうとお決めになったのは2年前だそうです。
時には、言い合いになることもあったそうですが、全力で家族が最期の時を過ごせたことが何よりだったそうです。
全てをやり尽くしたので、葬儀に対しては何も希望はありませんとのことでした。
そこで、お看取りをされたご自宅からそっと送り出しましょうということになりました。
ご家族とお母様と仲の良かったお友達3名。
それだけで送り出したいというのがご希望でした。
そして頑張ったお母様がゆっくり休めるように、石原裕次郎さんの音楽を耳元でずっとかけてあげたいというお話から、打ち合わせは始まりました。
そして、お母様がお好きだった“桔梗”でお部屋に合う感じでアレンジを用意して欲しいとのことでした。
また、ご先祖様にお線香をあげるときに
“南無妙法蓮華経”
と仰っていたので、日蓮宗のお坊さんにお経をあげて欲しいということになりました。
葬儀式までは3日ありましたが、その間はご家族皆様がずっと一緒にお時間を過ごし、お手紙を書いたり、折り紙で鶴や紙飛行機を折って下さいました。
お陰様で、驚くほどの数の折り鶴がお母様の周りに飾られました。
お母様がお好きだったという
“薄ピンク”のお棺の中は、
桔梗とご家族皆様からのお手紙や折り鶴でいっぱいになりました。
“何も希望はない”
というところから始まったお打ち合わせでしたが、本当にあたたかくご家族らしい家族葬ができたことを本当に喜んで下さいました。
火葬が終わり、ご自宅でお骨飾りをさせていただきご挨拶をさせていただくと
『燈さんは、もうウチの家族の一員だからね!これから、多くの人に燈さんを知ってもらって、1人でも多くの方に幸せなお葬式をおこなってもらえるように協力するから!』
という本当にありがたいお言葉をかけて頂く事ができました。
今回も最後までお読みいただきまして本当にありがとうございます。
このご縁に心から“感謝”です。