足立区の谷中でご葬儀をされた方からお彼岸についてのご質問をいただきました。
足立区谷中でご葬儀をされた方からお彼岸についてのご質問をいただきました。
喪主様はまだお若く、仏事ごとをご自身が中心になって行うのは
初めてということでした。
お彼岸とは、春分の日、秋分の日を中日とする前後7日間のことです。
仏教では、ご先祖さまのいる世界を「彼岸(ひがん)」
いま私たちが生きているこの世界を「此岸(しがん)」といい
「彼岸」は、西に位置し、「此岸」は、東に位置すると
されています。春分の日と秋分の日は、太陽が真東から昇り、
真西に沈むので彼岸と此岸がもっとも通じやすい日になると
考えられ、この時期に先祖供養をするようになったと言われて
おります。
お彼岸の期間の7日間は、中日がご先祖さまに感謝する日で、
その前後6日間は、人が生きていく上で良いことと悪いことを
きちんと判断し、正しい行いができるようになるための6つの行い
(1.分け与える、2.規律を守る、3.怒りをすてる、4.努力する、
5.心を安定させる、6.智慧をあらわす)を1日に1つずつ行う
大切な期間です。
少し難しいので、簡単に申し上げますと
お盆は、ご先祖様が帰ってくるのに対し、お彼岸は
浄土にいけるように修行をする日と捉えていただければ
よいかと思います。
家族皆様でお墓参りに行って、お掃除をしたりお供えをしたり
して、お線香をあげるとか、お仏壇を綺麗に掃除するなど
ご先祖様に感謝をする日と考えて下さいとお伝えしました。
そんなお話をしているときに、ふと思い出したのですが
私の祖父が24年程前に亡くなったのですが、今まで一度も
なかったのですが、庭に彼岸花が咲いたことを思い出しました。
ちなみに、春分の日、秋分の日は、「国民の祝日に関する法律」
によって祝日と定められています。そこでは、春分の日は
「自然をたたえ、生物をいつくしむ」、そして秋分の日は
「祖先をうやまい、なくなった人々をしのぶ」と定められています。
そして、この春分の日と秋分の日は国立天文台によって決められているそうです。
今回も最後までお読みいただきまして本当にありがとうございます。
このご縁に心から“感謝”です。