ご葬儀の際の枕飾りについて【足立区 家族葬】
大切なかたがお亡くなりになったときに、故人様のそばにお飾りするのが“枕飾り”です。
亡くなってすぐは、この世への未練や欲が残っているため
それを浄化するために、この枕飾りをすると言われております。
白木の机にお線香をあげられる準備をいたします。
真ん中に香炉を置き、お線香やろうそく、お鈴を用意します。
“線香絶やさず”という言葉を耳にしたことがあるかと思いますが、
お亡くなりになってから火葬されるまでの間は、お線香を絶やさずに手向けなくてはならないと言われております。
しかし、火葬場の空き具合やお坊さんの予定など様々な事情で火葬までに日が空くことも多くあります。
そんなとき、不眠不休で線香絶やさずというのは難しいですよね?
そのためにあるのが、“巻き線香”
夏場に使う、蚊取り線香のように渦巻き状になっているお線香で8時間~10時間もつものがあります。
これで、少しでもお体を休めていただきます。
そして、その横には小さなお膳やお盆を用意して
“一膳飯” “枕団子” “お水”
をお供えいたします。
一膳飯は、故人様が使っていたお茶碗に故人様のために炊いた一合のご飯を山盛りによそいます。高ければ高いほどよいとも言われるように山盛りにします。
そして、そのご飯にお箸を垂直に立てます。
枕団子は、上新粉でつくるお団子です。
六道の地獄・餓鬼・畜生・修羅・人間・天井の数に合わせてピンポン球くらいの大きさのお団子を6個ご用意していただきます。
地域によって、また宗教観によって7個・10個・13個・49個ということもございます。
故人様が49日間の旅の途中でお腹が空かないように・・・とか、お腹が空いている方に会った時に助けてあげられるように・・・などいろいろな言い伝えがあるようです。
一膳飯や枕団子は荼毘にふされる直前までお供えし、ご出棺の際にお柩にお納めさせていただきます。
そして、お供えの際に使った故人様のお茶碗は割っていただきます。
『悲しみ カタチ 残さず・・・』
ということで、大切な方がこの世を去ったということを受け止める一歩。辛いことですが心の整理の一歩目として割っていただく風習がございます。
地域や風習、宗教によって言い伝えやしきたりに違いがあると思います。ご自身のお住まいの地域や、ご先祖様の風習などを調べて知っておくことも大切なことだと思います。
足立区の葬儀社 東京自宅葬儀社燈は自宅葬(自宅から送り出す葬儀)を推奨しております。
理論上、自宅での葬儀なら日本中のいろいろな地域でご葬儀のお手伝いをできます。その地域での風習などはご家族の皆様に教えていただくことも多々あるかと思いますが、何卒よろしくお願いいたします。
今回も最後までお読みいただきまして本当にありがとうございます。
このご縁に心から“感謝”です。